股関節の痛みを解決したい。変形性股関節症の痛みとその原因。

リハビリテーション技術

変形性股関節症の原因と治療

こんにちはフィジ男子です。

今回のテーマは変形性股関節症の痛みと原因についてです。

高齢女性に多く発症し、臨床でも出会うことの多い変形性股関節症。

その中でも問題となるのは痛みではないでしょうか。

実は、痛みの出現部位によって原因は違うため、症状に応じた治療展開が重要です。

原因をしっかり理解して、最適な治療を行っていきましょう。


痛みの好発部位

①前面
⇨鼠径部周囲の痛み。
股関節の深屈曲が難しい。
荷重時に股関節屈曲をとりやすい。
おしりを突き出すようにして歩く特徴。
②後面
⇨腸骨稜から坐骨にかけての深部痛
座位や足組みなど臀部荷重で出現
③外側面
⇨大転子周囲の痛み
特に立脚期半ば〜後半で出現
押すと圧痛が著名

 

 

部位別の原因

①前面
腸腰筋、大腿直筋の過緊張・短縮

 

 

②後面
深層外旋六筋の過緊張・短縮

 

③側面
中殿筋の過緊張・短縮

 

※過緊張の解釈
・弱化した筋肉の代償として過剰に活動してしまう状態
・触診すると高度の高まりが確認出来る
・持続して短縮位にあることで筋長が短くなる

 

治療方法

それぞれの筋を緩めていく

①腸腰筋・大腿直筋

背臥位で股関節やや屈曲外旋位をとり、恥骨内側から
上方に向かって腸腰筋の硬さを徒手でリリースしていく

腹臥位で膝屈曲していくことで大腿直筋のストレッチングを行う

②深層外旋六筋

腹臥位で患側股関節を屈曲外旋
(取れなければ患側上の側臥位で)
梨状筋をリリースしていく
特に仙骨部と大転子上方の付着部を行っていく

③中殿筋

患側上の側臥位で股関節屈曲させる
( 制限や痛みが強ければ大腿部の下にクッションを入れる)
大殿筋、大腿筋膜張筋と中殿筋の境界部をリリース
大転子の付着部もしっかりリリース

筋の過緊張がとれたら大殿筋を中心とした股関節伸展のトレーニングを行う

・ブリッジング
足部に向かって臀部の挙上を誘導していく

・腹臥位で膝屈曲位を取り、大腿を2cm程持ち上げる

・荷重下で股関節伸展、内転位の支持を練習していく

 

まとめ

・痛みの部位や出現契機を知り、原因を特定する
・部位に応じた治療をすすめる
・最後に荷重位での股関節伸展運動をしっかりと作っていく

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