膝伸展制限を改善したい。たった3つの改善ポイント解説。

リハビリテーション技術

膝伸展制限の改善方法

こんにちは。フィジ男子です。

今回は、膝の伸展制限についての話です。

臨床で

  • 膝が最後まで伸びない
  • ストレッチしても硬いまま
  • 筋トレ続けてるけどあと10°がなかなか改善しない

などの悩みがありませんか?
私も度々、伸展制限については苦労します。
そこで、治療のヒントになればと思い、3つの方法をお教えします。
私もよくストレッチやセッティングなどの教科書的な内容を実践してきました。
しかし、先程の悩みは解決されませんでした。
もし、同じような感覚をお持ちでしたら参考にしてみてください。

鵞足の走行を治療する

まずは、鵞足の停止部に着目します。

※鵞足とは
脛骨というスネの骨の内側(膝から5-7㎝ほど下)に位置し、縫工筋、半腱様筋、薄筋と呼ばれる筋肉の腱が骨にくっつく部位(付着部)です。
その部分が水鳥の足のような形であることから鵞足と呼ばれています。

伸展制限の多くは、後方の結合組織の硬結や短縮で起こりますよね。
だから後面の筋をストレッチするんですが、鵞足の走行が不良だと伸ばしても効果が出ません。

写真の通り、鵞足は脛骨後面ではなく内側縁に付着します。
そして、3つの腱が並ぶように付着します。
この停止部が癒着や硬結などでうまく動かないと、中間部の動きも悪くなります。
停止部にある、3つの腱をよく触診し走行や硬さを改善してみてください。
筋は真っ直ぐ走行しているわけではないので、
単純に真っ直ぐ伸ばす✖
走行に沿って伸張する○

となってくるわけです。
その後のストレッチで伸びが変わっているはずです。

股関節の調整をする

次に股関節について考えます。
膝関節は股関節、足関節といった多軸運動を伴う関節に挟まれています。
にも関わらず、膝の運動は屈曲伸展のみとシンプルです。
これが何を意味するかというと、膝は隣接関節の影響を受けて痛みや制限を起こすということです。
例えば、股関節の伸展制限が起こると、当然膝も屈曲位となり、伸展位での立位をとれなくなります。
足関節の背屈制限が起きると、立脚後半の膝伸展が乏しくなります。
このように膝関節は結果的に制限を起こしているケースが多いのです。
具体的には、股関節の伸展や内旋の悪化に影響を受けやすく、これらの治療により膝の動きも改善されやすくなります。

自主トレを考える

最後に自主トレの方法です。
ここまで述べたように、膝の治療には股関節や足関節の動きが大きく関わります。
自主トレも、ただ四頭筋を鍛えたり、膝の運動をするだけでなく、隣接関節の動きを意識することが重要です。
具体的には

長座位で
股関節屈曲ー膝関節伸展ー足関節背屈
(長座位がとれなければ、片足だけ伸ばした状態でもOK)
立位で
股関節伸展ー膝関節伸展ー足関節底屈・背屈

の運動連鎖を意識して自主トレを指導します。

まとめ

膝関節伸展制限の治療ポイント

①停止部の走行を意識して治療する
②隣接関節の影響を意識する
③上記知識を運動指導に取り入れる

これらが重要になってきます。
明日からの臨床に活かしてみてください。

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